二の腕の外側が痛い・ズキズキする原因は?症状別の対処法と来院目安を解説
目次
二の腕の外側がズキズキ痛い原因とは?
二の腕の外側がズキズキ痛むと、「筋肉痛かな?」「何か病気が隠れているのでは?」と不安になりますよね。実は、二の腕の痛みは腕そのものだけでなく、肩関節や首、神経などの影響によって起こる場合もあると言われています。
痛みの原因は一つではありません。筋肉への負担による一時的な痛みもあれば、肩関節周辺の炎症や神経の圧迫が関係するケースもあります。まずは、考えられる主な原因を確認しましょう。
三角筋などの筋肉に負担がかかっている
二の腕の外側には、肩を覆う三角筋という筋肉があります。重い荷物を持ったり、腕を繰り返し上げたりすると、筋肉に負担がかかり、痛みにつながることがあります。
特に、普段あまり使わない筋肉を急に動かしたあとや、長時間同じ作業を続けたあとに症状が現れる場合があります。ただし、筋肉痛と思っていても別の原因が隠れていることがあるため、痛みが続く場合は注意が必要です。
四十肩・五十肩による肩関節周辺の炎症
四十肩・五十肩は、肩関節周囲炎とも呼ばれています。肩関節の周辺組織に炎症などが起こり、腕を上げるときや後ろに回すときに痛みを感じることがあります。
肩だけでなく、二の腕の外側まで痛みが広がることも珍しくありません。夜間にズキズキした痛みが現れる場合もあるため、肩の動かしにくさがないか確認してみましょう。
腱板損傷や肩のインピンジメント症候群
肩関節を安定させる腱板が傷ついたり、肩の組織が動作時に挟み込まれたりすることで、二の腕周辺に痛みが生じる場合があります。
腕を横から上げると痛い、特定の角度でズキッとする、力が入りにくいといった症状が特徴として挙げられます。ただし、症状だけで原因を判断することは難しいため、整形外科で確認することが大切です。
橈骨神経の圧迫や首の神経の影響
二の腕の後ろから外側には、橈骨神経という神経が通っています。この神経が圧迫されると、二の腕の痛みやしびれ、手首や指の動かしにくさなどが現れる場合があります。
また、頚椎の問題によって首から腕へ伸びる神経が刺激され、二の腕に痛みが広がることもあります。痛む場所だけで原因を決めつけず、首や肩の状態も含めて確認することが重要ですね。
二の腕の外側が痛いときの症状別の特徴
二の腕の外側が痛いといっても、症状の現れ方は人によって異なります。何もしていないときにズキズキする方もいれば、腕を上げた瞬間に痛みが走る方もいるでしょう。
こうした痛みのタイミングや、しびれなどの症状は、原因を考えるうえで重要な情報になります。ただし、症状だけで病気を特定することはできません。ここでは、代表的な症状の特徴を紹介します。
何もしていないのにズキズキ痛む場合
安静にしているのに二の腕の外側がズキズキする場合は、肩関節周辺の炎症や神経の刺激などが関係している可能性があります。
例えば、四十肩・五十肩では、腕を動かしていなくても痛みを感じることがあります。また、神経に負担がかかっている場合も、安静時に違和感が続くことがあると言われています。痛みが強い場合や長引く場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
腕を上げたり動かしたりすると痛い場合
洗濯物を干すときや高い場所の物を取ろうとしたときに痛む場合は、肩関節や筋肉、腱板などへの負担が考えられます。
特に、腕を横から上げる動作で痛みが強くなる場合は、肩の組織に問題が生じている可能性があります。痛みを我慢して何度も動かすと症状が悪化する場合もあるため、無理に動かさないことが大切です。
夜中や寝ているときに痛みが強くなる場合
夜になると二の腕の外側がズキズキして眠れない場合、肩関節周囲炎や腱板の問題などが関係することがあります。
寝返りを打ったときに痛みで目が覚めたり、痛い側を下にして眠れなかったりすることもありますね。夜間痛が続く場合は、睡眠不足にもつながるため、我慢せず整形外科への来院を検討しましょう。
しびれや力の入りにくさを伴う場合
ズキズキした痛みだけでなく、腕や手のしびれ、握力の低下、手首の動かしにくさなどがある場合は、神経の圧迫や障害が関係している可能性があります。
特に、急に力が入らなくなった場合や、しびれが広がっている場合は注意が必要です。自己判断でマッサージなどを続けず、速やかに医療機関へ相談してください。
二の腕の外側がズキズキするときの対処法
二の腕の外側がズキズキするときは、少しでも早く痛みを和らげたいですよね。ただし、痛みの原因によって適切な対処法は異なります。
筋肉に負担がかかっている場合と、肩関節に炎症が起きている場合では、対応が変わることもあります。自己判断で強い刺激を加えると悪化する可能性があるため、無理のない範囲で対処しましょう。
痛みが強いときは無理に動かさず安静にする
ズキズキした痛みが強いときは、まず痛みを誘発する動作を控えることが大切です。重い荷物を持つ、腕を何度も上げるなど、負担の大きい動作は避けましょう。
ただし、長期間まったく動かさないと、肩関節が硬くなる場合もあります。必要な安静の程度は原因によって異なるため、痛みが続く場合は医療機関で相談することをおすすめします。
冷やす・温めるときの判断と注意点
急に痛みが出た場合や、運動後に熱っぽさを感じる場合は、タオルで包んだ保冷剤などで短時間冷やすと、痛みの軽減が期待できることがあります。
一方、急性の炎症が落ち着いたあとに筋肉のこわばりが残っている場合は、温めることで楽になることもあります。ただし、冷却や温熱が適さない状態もあるため、腫れや強い痛みがある場合は医療機関へ相談してください。
ストレッチやマッサージを行う際の注意点
肩や腕のストレッチは、筋肉の柔軟性を保つために役立つ場合があります。しかし、ズキズキした痛みが強いときに無理に伸ばすのはおすすめできません。
特に、しびれや筋力低下がある場合は、神経に問題が生じている可能性もあります。痛みが増す動作は中止し、原因がわからない段階では強いマッサージを避けましょう。
肩や腕への負担を減らす日常生活の工夫
普段の生活でも、腕への負担を減らすことは大切です。デスクワークでは肘を無理のない位置に置き、同じ姿勢を長時間続けないようにしましょう。
また、寝るときに痛い腕を体の下に敷かないようにするなど、楽な姿勢を探すことも役立ちます。痛みが改善しない場合は、セルフケアだけで対応しようとせず、医療機関で原因を確認しましょう。
二の腕の外側の痛みが続く場合の来院目安
二の腕の外側がズキズキしていても、「しばらく様子を見れば改善するかな」と考える方は多いのではないでしょうか。しかし、痛みのなかには医療機関で確認したほうがよい症状もあります。
特に、夜間の強い痛みやしびれ、筋力低下などを伴う場合は注意が必要です。ここでは、整形外科への来院を検討したい症状や、医療機関で行われる検査について紹介します。
強い痛みや夜間痛が続く場合
ズキズキした痛みで眠れない、安静にしていても痛みが強い、日常生活に支障が出ているといった場合は、早めに整形外科で相談しましょう。
肩関節周囲炎や腱板の問題などが関係している場合もありますが、痛みの原因はさまざまです。症状が長引いている場合も、自己判断で放置しないことが重要になります。
腕のしびれや筋力低下がある場合
二の腕の痛みに加えて、指先までしびれる、物を持ちにくい、手首が上がらないなどの症状がある場合は、神経への影響が考えられます。
こうした症状が突然現れた場合や、短時間で悪化している場合は、速やかな医療機関への相談が必要です。急な片側の腕の脱力に顔のゆがみや言葉の出にくさを伴う場合は、脳卒中などの可能性もあるため、119番へ連絡してください。
急な腫れ・発熱・外傷後の痛みがある場合
転倒や事故のあとに強い痛みが出た場合や、腕が急に腫れて熱を持っている場合は、骨折や感染症などの可能性も考慮する必要があります。
また、腕の痛みに胸の圧迫感、息苦しさ、冷や汗などを伴う場合は、心臓などの緊急性の高い病気が関係することもあります。このような症状では、整骨院での施術よりも緊急の医療対応を優先しましょう。
整形外科で確認される症状や検査
整形外科では、痛みが始まった時期や場所、腕を動かしたときの状態、しびれの有無などを確認します。
必要に応じて、触診や関節の動きの確認、レントゲン、超音波検査、MRIなどが検討されます。神経への影響が疑われる場合は、神経の働きを調べる検査が必要になることもあります。
適切な対応を考えるためにも、痛みの原因を確認することが大切です。
二の腕の外側の痛みを繰り返さないための予防法
二の腕の外側の痛みが落ち着いたあとも、日常生活で同じ負担を繰り返すと、再び違和感が現れることがあります。
ただし、すべての痛みが姿勢や筋肉の使い方だけで予防できるわけではありません。肩関節や神経に問題がある場合は、それぞれの原因に合わせた対応が必要です。ここでは、普段の生活で取り入れやすい予防の工夫を紹介します。
デスクワーク中の姿勢を見直す
長時間のパソコン作業では、肩が前に出たり、首が前方に傾いたりしやすくなります。こうした姿勢が続くと、首や肩の筋肉に負担がかかる場合があります。
椅子や机の高さを調整し、肘を自然に曲げられる位置で作業することを意識しましょう。同じ姿勢を長時間続けず、適度に休憩を取ることも大切ですね。
肩や腕に負担をかけない体の使い方
重い荷物を片側の腕だけで持つ、頭より高い位置で長時間作業するなどの動作は、肩や腕に負担をかけることがあります。
荷物は無理のない重さに分けて持ち、繰り返し腕を上げる作業では適度に休憩を取りましょう。スポーツや筋力トレーニングでも、急激に負荷を増やさないことが大切です。
運動やストレッチを無理のない範囲で取り入れる
肩関節や周囲の筋肉を適度に動かすことは、柔軟性や筋力を保つために役立つと言われています。
ただし、痛みが強い時期や腱板損傷などが疑われる場合は、運動によって症状が悪化する可能性があります。痛みのない範囲で行い、必要に応じて医療機関で適切な運動方法を確認するとよいでしょう。
痛みが長引くときは専門家に相談する
二の腕の外側の痛みを繰り返している場合は、筋肉だけでなく肩関節や首、神経などに原因が隠れている可能性があります。
一時的に痛みが軽くなっても、再発を繰り返す場合は整形外科で相談することをおすすめします。原因を確認したうえで、生活習慣の見直しや適切な運動を取り入れることが、痛みの軽減や再発予防につながると考えられています。
二の腕の外側がズキズキ痛む場合は、無理に我慢せず、体の状態に合わせて適切に対応していきましょう。
参考・引用元
- 引用元:【☆参考記事】https://tsu-nakamuracl.com/blog/post-3035/
- 引用元:日本整形外科学会「五十肩(肩関節周囲炎)」 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/frozen_shoulder.html
- 引用元:国立長寿医療研究センター「肩の痛みの原因は?」 https://www.ncgg.go.jp/hospital/navi/41.html
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