こめかみのいたみ

こめかみの上 痛いのはなぜ?考えられる原因と痛み方別の対処法・来院の目安

目次

こめかみの上が痛いのはなぜ?まず知っておきたいこと

「こめかみの上が痛いけれど、これは頭痛なのかな?」と不安になることがありますよね。こめかみの上あたりは一般的に側頭部と呼ばれ、頭の横側にあたる場所です。この周辺には側頭筋という筋肉もあり、ものを噛んだり、口を開けたりするときにも使われています。

こめかみの上は「側頭部」と呼ばれる場所

こめかみの上が痛いと感じた場合、必ずしも痛みの原因がその場所だけにあるとは限りません。片頭痛や緊張型頭痛などによって側頭部付近に痛みを感じることもあれば、目の疲れや首・肩への負担、噛みしめなどが重なって違和感が出るケースも考えられます。

特にパソコンやスマートフォンを見る時間が長い方は、気づかないうちに同じ姿勢を続けていることがあります。「夕方になるとこめかみの上が重くなる」「仕事をしていると痛くなる」という場合は、生活中の姿勢や目の疲れについて振り返ってみるのも一つですね。

側頭筋や首・肩の筋肉が痛みに関係することもある

側頭筋は顎を動かすときに働く筋肉なので、歯を食いしばる癖や歯ぎしりなどによって負担がかかる場合があります。また、長時間のデスクワークなどによって首や肩周辺に負担が続くと、頭痛を伴うこともあると言われています。

痛む場所だけでは原因を判断できない

ただし、「こめかみの上だから筋肉の問題」「右側だから片頭痛」というように、場所だけで原因を判断することはできません。頭痛にはさまざまな種類があり、痛み方や続く時間、吐き気などの随伴症状も確認することが大切です。痛みが繰り返す場合や、いつもとは違う症状がある場合には、医療機関へ来院して確認してもらいましょう。

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こめかみの上が痛いときに考えられる主な原因

こめかみの上が痛いときには、一つだけではなく複数の原因が考えられます。代表的なものとして、片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。そのほか、側頭部の筋肉への負担や眼精疲労、食いしばりなどが関係している場合もあるんです。それぞれの特徴を知っておくと、自分の症状を整理しやすくなるでしょう。

片頭痛|ズキズキと脈打つように痛む

片頭痛では、ズキズキと脈を打つような痛みが代表的な特徴と言われています。片側に起こるイメージがありますが、両側に痛みを感じる方もいます。また、吐き気を伴ったり、光や音をいつも以上に不快に感じたりするケースもあります。歩行や階段の上り下りなど、日常的な動作で痛みが強くなる場合もあるため注意が必要です。

緊張型頭痛|締め付けられるような痛み

頭全体をギューッと締め付けられるような痛みや、頭が重いような感覚がある場合には、緊張型頭痛の可能性も考えられます。長時間のデスクワークや精神的な緊張など、さまざまな要素が関係すると言われており、首や肩のこりを一緒に感じる方もいます。

群発頭痛|片側の目の奥からこめかみに強い痛み

群発頭痛では、片側の目の奥からこめかみ周辺に非常に強い痛みが起こることがあります。涙や鼻水、目の充血などを伴う場合もあり、一般的な肩こりによる頭の重さとは症状が異なります。疑われる症状があるときは自己判断せず、医療機関へ来院してください。

側頭筋の緊張・眼精疲労・首肩のこり

「仕事が終わる頃になると痛い」という方では、長時間のパソコン作業などによる目の疲れや姿勢の影響も考えてみましょう。同じ姿勢が長く続くことで首や肩周辺への負担が増え、頭周辺の不快感につながることがあります。

食いしばり・歯ぎしり・顎関節の負担

朝起きたときにこめかみ周辺が疲れている、食事中に痛むという方は、食いしばりや歯ぎしりなどが関係している可能性もあります。口を開けにくい、顎から音がする、歯が痛いといった症状がある場合には歯科などへの相談も検討しましょう。

副鼻腔炎や三叉神経痛などが関係する場合もある

こめかみ周辺の痛みには、頭痛以外の病気が隠れている場合もあります。鼻症状や顔面の痛みなど、頭痛以外の症状が目立つ場合は、それぞれの症状に合った医療機関へ来院することが大切です。

引用元:【⭐︎参考記事】https://kumanomi-seikotu.com/blog/4792/

参考:日本頭痛学会「片頭痛」https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_02.html

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痛み方から確認する|こめかみの上が痛いときの症状別ポイント

「こめかみの上が痛い」といっても、ズキズキするのか、押したときだけ痛いのかによって感じ方は大きく違いますよね。そのため、痛む場所だけでなく「どんなときに、どのように痛むのか」を確認しておくことが大切です。ただし、ここで紹介する特徴だけで原因を決めることはできません。あくまで症状を整理するときの参考として考えてください。

右側・左側など片側だけズキズキする

右または左のこめかみの上がズキズキする場合、片頭痛などでみられる痛み方と似ていることがあります。片頭痛は片側性が代表的な特徴の一つですが、必ず片側だけに起こるわけではありません。吐き気や光・音への過敏さ、動いたときに痛みが強くなるといった症状がないかも確認してみましょう。

左右両方が締め付けられるように痛い

左右のこめかみから頭全体にかけて、「ギューッと締め付けられている」「重たい感じがする」という場合には、緊張型頭痛でみられる症状と似ていることがあります。デスクワークを長く続けた日や、肩・首のこりを感じるときに頭痛が出る方もいます。

こめかみの上を押すと痛い

普段はそれほど気にならなくても、指でこめかみの上を押したときに痛いケースもあります。側頭筋など周辺組織への負担が関係している可能性がありますが、強く押し続けて原因を確認しようとするのはおすすめできません。

特に50歳以上で新しくこめかみ周辺の痛みが続く場合などには、別の病気が隠れている可能性もあるため医療機関への来院が大切です。

噛む・口を開けるとこめかみが痛い

食事をするときや大きく口を開けたときに痛みが強くなる場合には、側頭筋や顎関節周辺への負担なども考えられます。歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、自覚がないまま顎周辺へ負担をかけていることもありますね。顎の痛みや開けづらさが続く場合には、歯科・口腔外科などへの相談も検討してください。

吐き気・目の奥の痛み・肩こりを伴う

頭痛と一緒にどのような症状が出ているかも重要です。吐き気、光や音への過敏さ、目の奥の強い痛み、首肩のこりなどを記録しておくと、医療機関へ来院した際にも症状を伝えやすくなります。痛みの強さだけではなく、発生した時間や頻度についても確認しておきましょう。

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こめかみの上が痛いときに自宅でできる対処法

こめかみの上が痛いと、「とりあえず揉んでみよう」と考える方もいるのではないでしょうか。ただ、頭痛の種類や原因によって適した対応は異なります。強い刺激を加えるのではなく、まずは無理をせず体を休めながら、普段の生活で負担になっている部分を見直すところから始めてみましょう。

まずは無理をせず休息をとる

頭痛を感じているときには、無理に仕事や運動を続けず、休める環境をつくることが大切です。特にズキズキする頭痛に加えて光や音がつらく感じる場合には、静かな環境で休むことで楽になる方もいます。

一方で、頭痛が急激に強くなった場合や、これまで経験したことがない痛みがある場合は、自宅で様子を見続けず医療機関へ来院してください。

スマホやパソコンから一度目を離す

長時間画面を見続けていると、目の疲れだけでなく同じ姿勢が続きやすくなります。「気づけば2〜3時間ほとんど動いていなかった」ということもありますよね。作業の合間に画面から目を離し、休憩を入れる習慣をつくることがおすすめです。

首・肩に負担がかかりづらい姿勢を意識する

パソコンの画面が低すぎたり、スマートフォンを見るために頭を下げた姿勢が続いたりすると、首や肩への負担が大きくなりやすいです。椅子の高さや画面の位置を調整し、無理のない姿勢を保てる環境を整えてみてください。

食いしばりや睡眠など普段の習慣を見直す

集中していると無意識に歯を食いしばっている方もいます。上下の歯を強く噛み合わせていないか確認してみるのも一つです。また、睡眠不足や生活リズムの乱れが頭痛のきっかけになる方もいるため、いつ頭痛が起きたのかを記録すると傾向に気づける可能性があります。

強く揉む・押すなど自己判断の刺激は避ける

「押すと痛いから、ほぐせば改善するはず」と強く刺激するのは避けましょう。痛みが続いている場合には原因を自己判断せず、医療機関などで状態を確認してもらうことが重要です。

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こめかみの上の痛みで医療機関へ来院したほうがよい症状

こめかみの上が痛い場合、「もう少し様子を見ても大丈夫かな?」と迷うこともありますよね。多くの頭痛は一次性頭痛に分類されますが、なかには別の病気に伴って起こる二次性頭痛もあります。普段経験している頭痛とは明らかに違う場合や、急激に症状が現れたときには注意が必要です。

突然、これまでにないほど強い頭痛が出た

突然強い頭痛が出た場合には、自宅で様子を見ず、速やかに医療機関へ相談することが重要です。日本頭痛学会でも、「いつもと違う突然の強い頭痛」が生じた場合には病院へ行くよう案内されています。

しびれ・麻痺・話しづらさなどを伴う

頭痛だけではなく、手足のしびれや力が入りにくい、言葉が出づらい、意識の状態がおかしいなどの症状がある場合にも注意してください。このような症状が急に現れた場合には、緊急性のある病気の可能性も考えられるため、すぐに医療機関へ相談しましょう。

視界の異常・強い吐き気などを伴う

突然見え方がおかしくなった、激しい嘔吐を伴うなど、いつもの頭痛とは異なる症状がある場合も自己判断はおすすめできません。「いつもの頭痛だから」と決めつけず、症状の変化を確認することが大切です。

50歳以上でこめかみ周辺の痛みが続いている

日本頭痛学会では、50歳以上でこめかみを中心とした頭痛が続く場合、巨細胞性動脈炎(従来、側頭動脈炎とも呼ばれる病気)などの可能性についても注意が必要とされています。特にこれまで頭痛がなかったのに新しく痛み始めた場合には、早めに医療機関へ来院してください。

痛みを何度も繰り返す・徐々に強くなっている

強烈な痛みではなくても、何度も繰り返す、以前より頻度が増えている、徐々に痛みが強くなっている場合には一度医療機関へ相談すると安心です。頭痛が起きた日時、痛む場所、持続時間、吐き気などの症状をメモしておくと、来院時に説明しやすくなります。

こめかみの痛みは何科へ行けばよい?

原因がわからない頭痛が続いている場合には、脳神経内科や脳神経外科、頭痛を専門に扱う外来などへの相談が選択肢になります。顎や歯の痛みが中心なら歯科・口腔外科、鼻づまりや鼻水などの症状が強ければ耳鼻咽喉科が適している場合もあります。

接骨院や整体院で体の状態について相談することもできますが、突然の強い頭痛や神経症状などがある場合には、まず医療機関へ来院することが重要です。「こめかみの上が痛いだけだから大丈夫」と考えず、普段と違う症状がないか確認してくださいね。

参考:日本頭痛学会「2次性頭痛(危険な頭痛、他の病気に伴う頭痛)」https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_nijisei.html

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監修者情報
監修者情報

からだ接骨院グループ 代表

粟田 裕太朗あわた ゆうたろう

株式会社Rieden代表。
学生時代の陸上でのケガをきっかけに、整骨院の親身なサポートに感銘を受け治療家の道へ。痛みの解消はもちろん、「痛みの出ない身体づくり」を追求し、根本原因である姿勢に着目した独自の矯正法を考案。

24歳で開業後、14年で25店舗を展開。「日本を整する」という理念を掲げ、一人でも多くの方に健康的な幸せを届けるため、全国で事業を展開している。

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