事故後 吐き気 原因は?むちうち・脳震盪など考えられる理由と病院へ行く目安
目次
事故後に吐き気が出る原因は?考えられる主な理由
交通事故のあと、「急に気持ち悪くなってきた」「事故後から吐き気があるけれど、何が原因なんだろう」と不安になる方もいるのではないでしょうか。事故後の吐き気にはさまざまな原因が考えられるため、「むちうちが原因だろう」と自分だけで判断しないことが大切です。
特に交通事故では、首に大きな負担がかかるだけでなく、頭部に衝撃が伝わる場合もあります。見た目に目立ったケガがなくても症状が現れるケースがあるため、吐き気が続く場合は医療機関へ来院し、必要な検査を受けることをおすすめします。
むちうち・頸椎周辺への負担
追突事故などでは、衝撃によって首が前後に大きく揺さぶられることがあります。こうした首への負担によって、首の痛みや肩こりのような症状だけでなく、頭痛やめまい、気分不良などが現れることもあると言われています。
一般的に「むちうち」と呼ばれる状態では、首周辺の筋肉や靭帯などに負担がかかっている可能性があります。ただし、「事故後の吐き気=むちうち」とは限りません。頭部への影響など、別の原因が隠れている可能性も考える必要があります。
脳震盪などの頭部外傷
事故後の吐き気で特に注意したいのが、頭部外傷です。交通事故の衝撃によって頭部に強い力が加わると、脳震盪などが起こる場合があります。直接頭をぶつけた記憶がなくても、強い衝撃によって頭部に力が加わる可能性はあります。
吐き気とともに強い頭痛や嘔吐、意識状態の変化などがある場合には、早めの確認が必要です。「少し休めば大丈夫」と様子を見るのではなく、救急病院や脳神経外科などの医療機関への来院を検討してください。
内耳への影響によるめまい・吐き気
耳の奥にある内耳は、体のバランスを保つ働きに関係しています。そのため、事故の衝撃などをきっかけとして平衡感覚に異常が生じると、めまいやふらつきとともに吐き気を感じる場合があります。
「目が回る感じがする」「立ち上がるとふらつく」といった症状を伴う場合は、その内容も医師へ伝えておくとよいでしょう。
事故による痛みや強いストレスなどが影響する場合
交通事故は突然起こるため、体だけでなく精神的にも大きな負担がかかります。強い痛みや緊張、不安などによって気分が悪くなるケースも考えられます。
ただし、ストレスが原因だと自分で決めつけるのは避けたいところですね。事故後に吐き気が現れた場合は、まず医療機関で体に問題がないか確認してもらうことが重要です。
事故後すぐではなく翌日・数日後に吐き気が出ることはある?
「事故当日は何ともなかったのに、翌日になって吐き気がしてきた」というケースもあります。事故後の症状は、必ずしも事故直後にすべて現れるとは限りません。
そのため、事故当日に痛みや吐き気がなかったからといって、「体には問題がなかった」と判断するのは早いかもしれません。翌日や数日後に頭痛、首の痛み、めまい、吐き気などが現れたときは、事故との関連も含めて医療機関へ相談することをおすすめします。
事故直後に症状を感じない場合がある
交通事故の直後は、突然の出来事で緊張していたり、事故相手や警察とのやり取りに集中していたりします。そのため、その場では体の違和感に気づきにくいこともあるんです。
事故後しばらくして落ち着いたころに、「首が重い」「頭が痛い」「少し気持ち悪い」と感じ始めることもあります。事故当日に症状が軽くても、その後の体調変化には注意しておきましょう。
翌日から頭痛・めまい・吐き気が出てきた場合
事故の翌日に吐き気が出ている場合は、頭痛やめまいなど他の症状がないかも確認してみてください。首や肩の痛み、ふらつき、集中しづらい感じなどが一緒に現れるケースもあります。
特に頭部へ衝撃を受けた可能性がある場合や、吐き気が強くなっている場合は注意が必要です。頭部外傷では、時間が経ってから症状が変化するケースもあるため、早めに医療機関へ相談しましょう。
数日経ってから症状が出ても自己判断しない
「もう事故から3日経っているし関係ないだろう」と考える方もいるかもしれません。しかし、事故後に新しく体調の変化が現れたのであれば、時間が経っていても医療機関へ相談しておくことが大切です。
いつから吐き気が始まったのか、事故直後はどのような状態だったのか、頭をぶつけた可能性があるのかなどをできるだけ具体的に伝えましょう。症状の経過をメモしておくと、医師に状況を説明しやすくなります。
事故後の吐き気と一緒に確認したい症状
事故後に吐き気がある場合、「吐き気があるかどうか」だけではなく、一緒にどのような症状が出ているのか確認することが重要です。
なかには早急な対応が必要となる症状もあります。「我慢できるから大丈夫」と判断するのではなく、事故前にはなかった症状が現れていないか確認してみてください。
頭痛・めまい・ふらつき
事故後の吐き気と一緒に多く気になるのが、頭痛やめまいです。首周辺への負担によって頭痛を感じる場合もありますが、頭部外傷などでも頭痛や吐き気が現れることがあります。
とくに「今まで経験したことがないほど強く痛む」「時間が経つにつれて頭痛が強くなってきた」という場合は注意しましょう。また、まっすぐ歩きづらい、立っているとふらつくといった変化も医師へ伝えてください。
首や肩の痛み・手足のしびれ
交通事故では、首が大きく揺さぶられることで首や肩周辺に痛みを感じることがあります。また、人によっては腕や手などに違和感やしびれを感じる場合もあります。
事故後の吐き気に加えて首の痛みやしびれがある場合は、整形外科などで状態を確認してもらうとよいでしょう。症状が軽く見えても、無理に首を動かしたり強く揉んだりすることは避けてください。
嘔吐・意識の変化・強い眠気
事故後に繰り返し吐いてしまう、呼びかけへの反応がおかしい、意識がぼんやりするなどの症状がある場合は、より慎重な対応が必要です。
また、「眠いだけだから」と思っていても、普段とは明らかに様子が違う場合があります。頭部外傷後に激しい頭痛、嘔吐、意識状態の変化、麻痺などがみられる場合には、救急車の要請も含めて早急に医療機関へ相談することが大切です。
腹痛や息苦しさなど首・頭以外の症状
交通事故では、シートベルトやハンドルなどによって胸や腹部へ強い力が加わっている可能性もあります。そのため、事故後の吐き気をすべて首や頭の問題と考えるのはおすすめできません。
強い腹痛や胸の痛み、息苦しさなどを伴っている場合も医療機関で確認してもらいましょう。事故後は体の複数箇所に負担がかかっている可能性があるため、「どこが一番痛いか」だけでなく全身の変化を見ることが大切ですね。
事故後の吐き気は病院へ行くべき?来院目安と何科へ行くか
事故後に吐き気があると、「このくらいなら病院に行かなくても大丈夫かな」と迷いますよね。しかし、交通事故後の吐き気には頭部外傷などが関係している場合もあるため、自己判断だけで済ませないことが重要です。
特に事故前にはなかった吐き気が新しく現れたのであれば、症状が軽い場合でも一度医療機関へ相談することをおすすめします。
強い頭痛や繰り返す嘔吐などは早急に医療機関へ
事故後に激しい頭痛がある、何度も吐く、意識がぼんやりする、手足が動かしづらいといった症状がみられる場合は注意が必要です。こうした症状は頭部外傷でもみられることがあると言われています。
場合によっては救急対応が必要になります。「明日まで待とう」とせず、症状が強い場合や明らかに様子がおかしい場合には救急車を要請することも検討してください。
頭部への衝撃が疑われる場合は脳神経外科などを検討
事故で頭をぶつけた場合や、強い頭痛・吐き気・めまいなどがある場合には、脳神経外科などが相談先の一つになります。必要に応じてCTやMRIなどの画像検査が検討されるケースもあります。
「頭を直接ぶつけていないから大丈夫」と決めつけず、事故の衝撃の大きさや現在の症状を医療機関へ伝えてください。
首・肩の痛みを伴う場合は整形外科へ
首の痛みや肩の痛み、動かしづらさ、手のしびれなどが目立つ場合は、整形外科への来院が選択肢となります。交通事故後の首周辺の状態を確認し、必要に応じた検査を受けることができます。
吐き気だけでなく頭痛も強い場合など、症状によっては他の診療科を案内されることもあるでしょう。まずは現在感じている症状をすべて伝えることが大切です。
病院と接骨院・整骨院の役割の違い
接骨院・整骨院では、事故後に残った首や肩、腰などの不調について相談できる場合があります。ただし、脳や骨などの状態を画像検査によって確認することはできません。
そのため、事故後に吐き気が出ている場合は、まず医療機関で頭部や首などに重大な問題がないか確認することが重要です。そのうえで、医師から許可を得るなど必要に応じて接骨院・整骨院で体の状態について相談すると安心ですね。
事故後に吐き気があるときの対処法と注意点
事故後に吐き気があるときは、「早く元の状態に戻したい」と思って首を揉んだり、ストレッチをしたりしたくなるかもしれません。しかし、原因がわかっていない段階で無理に体を動かすことは避けた方がよいでしょう。
まずは無理をせず、症状を確認しながら医療機関へ相談してください。ここでは、事故後に吐き気があるときに気をつけたいポイントを紹介します。
無理に運動したり首を強く揉んだりしない
事故後は首や頭部などにどの程度の負担がかかっているのか、自分では正確に判断しづらいものです。痛みを軽くしようとして強く揉んだり、無理なストレッチをしたりすると、かえって症状が強く感じられる可能性があります。
原因が確認できるまでは激しい運動や強い刺激を避け、無理のない状態で過ごしましょう。
症状が出た時間や変化を記録しておく
事故後の体調については、「いつから吐き気が出たのか」「頭痛はあるのか」「症状が強くなっているのか」といった経過を記録しておくのがおすすめです。
例えば、「事故当日は問題なし、翌朝から首の痛み、午後から吐き気」とメモしておけば、医療機関でも経過を説明しやすくなります。事故が起きた日時や衝突した方向などもわかる範囲で整理しておくとよいでしょう。
吐き気がある状態で無理に運転しない
吐き気だけでなく、めまいやふらつきがある状態では安全に運転できない可能性があります。病院へ行くためとはいえ、自分で無理に車を運転するのは避けたいところです。
家族などに送ってもらう、タクシーを利用するなど安全な移動方法を検討してください。症状が強い、意識状態がおかしいといった場合には救急車の利用も考えましょう。
医療機関で確認後も首や肩の不調が続く場合の相談先
医療機関で検査を受けたあとも、首や肩の張り、動かしづらさなどが続くケースがあります。こうした場合には、医師へ経過を伝えながら適切な対応を続けることが大切です。
また、医療機関で重大な問題がないことを確認したうえで、事故後の首や肩などの不調について接骨院・整骨院へ相談する方法もあります。ただし、事故後の吐き気や頭痛が強くなった場合は施術を優先せず、あらためて医療機関へ相談してください。
交通事故後は、「見た目にケガがないから大丈夫」と判断するのではなく、小さな体調変化にも目を向けることが大切です。とくに事故後の吐き気は原因が一つとは限りません。不安な症状がある場合には無理に我慢せず、できるだけ早めに医療機関へ来院しましょう。
引用元:【⭐︎参考記事】https://horikei-group.com/blog/2088/
参考:済生会「脳挫傷」https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/brain_contusion/
参考:済生会「吐き気・嘔吐」https://www.saiseikai.or.jp/medical/symptom/nausea/
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