首の右側に痛み、頭痛もある原因とは?考えられる病気や対処法を解説
目次
首が痛い右側に頭痛も起こる主な原因とは?
「首の右側が痛いだけでなく、頭痛まで起こるのはなぜ?」と不安になったことはありませんか?首と頭は筋肉や神経などでつながっているため、首の周辺に負担がかかることで頭痛を伴う場合があると言われています。
特にデスクワークやスマホを長時間使用する方は、姿勢の乱れや筋肉の緊張に注意が必要です。ただし、首が右側だけ痛むからといって、必ずしも筋肉のこりが原因とは限りません。まずは考えられる原因を確認していきましょう。
首や肩の筋肉のこり・緊張
首の右側が痛いときに考えられる原因の一つが、首や肩の筋肉の緊張です。
長時間同じ姿勢で作業を続けていると、首から肩にかけての筋肉に負担がかかりやすくなります。特に僧帽筋や肩甲挙筋などの筋肉が緊張すると、首筋だけでなく、後頭部にも不快感が広がることがあるんです。
また、右肩にばかりバッグをかけるなど、左右どちらかに偏った生活習慣も首への負担につながります。肩こりと頭痛が同時に起こる場合は、普段の姿勢や体の使い方を見直してみるとよいでしょう。
寝違えや無理な姿勢による負担
朝起きたときに首の右側が痛くなっていた場合は、寝違えが関係している可能性があります。
寝ている間に首が不自然な角度になっていたり、寝返りが少なかったりすると、筋肉や関節周辺に負担がかかることがあります。
寝違えでは首を動かした際に痛みが強くなることが多いものの、頭痛も伴う場合は別の原因が隠れている可能性も考えられます。痛みが強いときは無理に首を回さず、安静を心がけてください。
ストレートネックや長時間のスマホ使用
スマホやパソコンの画面を見る際、無意識に頭を前へ突き出していませんか?
こうした姿勢が続くと首の筋肉に負担がかかり、首こりや肩こり、頭痛に関係する場合があります。一般的にストレートネックと呼ばれる首の状態が見られる方もいますが、それだけで痛みの原因が確定するわけではありません。
大切なのは、長時間同じ姿勢を続けないことです。こまめに休憩を取り、首や肩に負担の少ない姿勢を意識しましょう。なお、突然の強い首の痛みや頭痛が生じた場合は、姿勢の問題と決めつけず、医療機関へ相談してください。
右側の首の痛みと頭痛に関係する頭痛の種類
首が痛い右側に頭痛も感じる場合、頭痛そのものの種類にも注目する必要があります。
頭痛にはさまざまな種類があり、締め付けられるような痛みや、ズキズキする痛みなど、感じ方にも違いがあるんです。ただし、痛み方だけで原因を判断することはできません。
ここでは、首の痛みと関係することがある代表的な頭痛について解説します。
緊張型頭痛による締め付けられるような痛み
緊張型頭痛は、頭全体が締め付けられるように痛むことが特徴とされる頭痛です。
首や肩の筋肉の緊張、精神的なストレスなどが関係する場合があり、長時間のデスクワークをしている方にも見られます。
例えば、夕方になると首や肩が重くなり、頭まで鈍く痛むことはありませんか?このような症状には緊張型頭痛が関係している可能性があります。
一般的には両側に痛みを感じることが多いため、右側だけに強い痛みがある場合は、ほかの頭痛も考慮する必要があります。
後頭神経痛によるピリピリ・ズキズキする痛み
首の付け根から右側の後頭部にかけて、電気が走るような痛みを感じる場合は、後頭神経痛の可能性も考えられます。
後頭神経痛は、後頭部の感覚に関係する神経が刺激されることで、ピリッとした痛みや刺すような痛みが現れる状態です。
髪をとかしたり、頭皮に触れたりするだけで痛みを感じる場合もあります。ただし、後頭部の痛みには別の病気が関係していることもあるため、自己判断は避けましょう。
頸椎性頭痛や片頭痛との違い
頸椎性頭痛は、首の関節や周辺組織の問題が頭痛につながると考えられているものです。首を動かすことで痛みが強くなったり、首の動く範囲が狭くなったりする場合があります。
一方、片頭痛はズキズキとした痛みのほか、吐き気や光・音への過敏さを伴うことがあるのが特徴です。片頭痛でも首の痛みを感じる方がいるため、両者を症状だけで区別するのは難しい場合があります。
頭痛が繰り返し起こる場合や日常生活に支障が出ている場合は、脳神経内科や脳神経外科などの医療機関で相談することをおすすめします。
首の右側が痛く頭痛もあるときに注意したい病気
首の右側の痛みと頭痛が同時に起こる場合、筋肉のこりや姿勢の乱れだけでなく、病気が関係している可能性もあります。
特に、突然の激しい痛みや手足のしびれなどを伴うときは注意が必要です。「いつもの肩こりだろう」と決めつけず、症状の現れ方を確認することが大切になります。
頸椎症や頸椎椎間板ヘルニア
頸椎症や頸椎椎間板ヘルニアは、首の骨や椎間板などの変化によって、神経に影響を及ぼすことがある病気です。
首の右側だけでなく、肩や腕、指先に痛みやしびれが広がる場合もあります。特に、首を動かしたときに腕へ痛みが走る、手に力が入りにくいといった症状には注意しましょう。
ただし、こうした病気では必ず頭痛が起こるわけではありません。症状が続く場合は整形外科などで原因を調べてもらうことが重要です。
椎骨動脈解離などの血管の病気
右側の首から後頭部にかけて突然強い痛みが現れた場合は、椎骨動脈解離などの血管の病気が隠れている可能性があります。
椎骨動脈解離とは、脳へ血液を送る動脈の壁が裂ける状態を指します。比較的若い年代でも起こることがあり、首や後頭部の片側に強い痛みが出る場合があると言われています。
めまいやふらつきなどを伴うこともありますが、初めは首の痛みや頭痛が中心となるケースもあります。突然の強い痛みが生じた場合は、自己判断で首をもんだり動かしたりせず、速やかに医療機関へ来院してください。
すぐに医療機関へ行くべき危険な症状
次のような症状がある場合は、重篤な病気の可能性もあるため注意が必要です。
- 突然、経験したことのない激しい頭痛が起こった
- 首から後頭部にかけて急に強い痛みが出た
- 手足の麻痺やしびれ、ろれつが回らない症状がある
- 意識がもうろうとする、強いめまいやふらつきがある
- 発熱と強い頭痛、首の硬さなどが同時に現れている
これらの症状は、くも膜下出血や脳卒中、髄膜炎などの緊急性が高い病気に関係する場合があります。該当する場合は、通常の予約を待たずに救急外来への来院や119番への連絡を検討してください。
また、症状が徐々に悪化している場合も、早めに医療機関へ相談することが大切です。
首の右側の痛みと頭痛を和らげるための対処法
首が痛い右側に頭痛もあるとき、「ストレッチをした方がいいの?」「温めるべき?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
首の痛みや頭痛への対処法は、症状の原因によって異なります。まずは危険な症状がないか確認し、無理なセルフケアを避けることが大切です。
ここでは、緊急性の高い病気が疑われない場合に取り入れたい基本的な対処法を紹介します。
痛みがあるときは無理をせず安静にする
首の右側に痛みがある場合、まずは痛みが強くなる動きを避けましょう。
特に寝違えなどで首を動かしづらいときは、無理に回したり、強く伸ばしたりすることで痛みが増す場合があります。
また、長時間のパソコン作業やスマホの使用も首への負担につながることがあります。作業を一時的に中断し、楽な姿勢で休息を取ってください。
ただし、長期間まったく動かさないことが適切とは限りません。症状が落ち着いてきたら、痛みの出ない範囲で日常生活の動きを少しずつ取り戻すことも大切です。
温める・冷やす際の注意点
首や肩の筋肉がこわばっている場合は、温めることで筋肉の緊張が和らぎ、楽になることが期待できます。
例えば、温かいタオルを首や肩に当てる方法があります。ただし、低温やけどを防ぐため、熱すぎるものを長時間当てないようにしましょう。
一方、打撲などで急に痛みが生じ、腫れや熱感がある場合は、タオルで包んだ保冷剤などで短時間冷やす方法が用いられることもあります。
温める方法と冷やす方法のどちらが適切かは、原因によって異なります。突然の強い頭痛を伴う場合は、温冷ケアで様子を見るのではなく、医療機関への来院を優先してください。
安全に行うストレッチや姿勢の見直し
筋肉の緊張や姿勢による負担が関係している場合は、軽い運動や姿勢の見直しが役立つことがあります。
例えば、肩をゆっくりすくめて下ろす動きや、肩甲骨を軽く動かす運動などは、首を大きく動かさずに取り入れやすい方法です。
ただし、ストレッチ中に頭痛が強くなる、めまいが出るなどの変化があれば、すぐに中止しましょう。首を勢いよく回すことや強く押すマッサージは避けてください。
痛みが長引く場合は、自己流のケアを続けず、医療機関で状態を確認してもらうことをおすすめします。
首の右側の痛みや頭痛を予防するための生活習慣
首の右側の痛みや頭痛を繰り返さないためには、毎日の生活習慣を見直すことも大切です。
特に、長時間のデスクワークやスマホの使用、睡眠時の姿勢などは、首や肩の筋肉に負担をかける場合があります。
「気づくといつも右側の首がこっている」という方は、普段の姿勢や体の使い方に偏りがないか確認してみましょう。
デスクワークやスマホ使用時の姿勢を改善する
パソコンやスマホを長時間使用する方は、画面の位置と座り方を見直してみてください。
画面が低い位置にあると、頭が前に傾きやすくなり、首や肩への負担が増えることがあります。
パソコンを使用するときは、画面を見やすい高さに調整し、背中を丸めすぎない姿勢を意識しましょう。スマホも、できるだけ顔を大きく下げずに操作することがポイントです。
また、同じ姿勢を長時間続けないことも重要になります。30分から1時間程度を目安に短い休憩を取り、肩や背中を軽く動かす習慣を取り入れてみてください。
枕や寝る姿勢を見直す
朝起きたときに首の右側が痛くなる方は、枕の高さや寝る姿勢が影響している可能性もあります。
枕が高すぎたり低すぎたりすると、寝ている間に首が不自然な角度になり、筋肉への負担が増えることがあります。
一般的には、首の自然な位置を保ちやすく、無理なく寝返りができる寝具を選ぶことが大切です。
ただし、適切な枕の高さは体格や寝姿勢によって異なります。高価な枕に変えれば必ず改善するわけではないため、まずは現在の寝具や睡眠環境を見直してみましょう。
痛みが続く場合は医療機関へ相談する
生活習慣を改善しても首の右側の痛みや頭痛が続く場合は、医療機関に相談することが大切です。
首の動きに伴う痛みや腕のしびれがある場合は整形外科、頭痛が主な症状の場合は脳神経内科や脳神経外科などが相談先になります。
来院する際は、いつから痛むのか、首のどの部分が痛むのか、頭痛の頻度や強さ、しびれなどの有無を伝えられるようにしておくとよいでしょう。
首が痛い右側に頭痛もある場合、筋肉の緊張などが関係していることもあれば、専門的な検査が必要な病気が隠れている可能性もあります。
原因を自己判断せず、症状に応じた適切な対応を心がけてください。日頃から首や肩に負担の少ない生活習慣を取り入れることで、不調の予防につながることが期待できます。
引用元・参考資料
- 引用元:【⭐︎参考記事】https://www.krm0730.net/blog/2450/
- 参考資料:日本頭痛学会|2次性頭痛(危険な頭痛、他の病気に伴う頭痛)
- 参考資料:日本頭痛学会|頭痛とは・頭痛がおこったら・頭痛の分類
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