こめかみが痛む

こめかみが片方だけ痛いのはなぜ?右・左だけ痛む原因と見分け方・対処法

目次

こめかみが片方だけ痛いときに考えられる主な原因

「右のこめかみだけズキズキする」「なぜか左側だけ痛い」という経験があると、何か大きな病気ではないかと不安になりますよね。こめかみが片方だけ痛い場合、頭痛の種類だけでなく、首や肩、目、あごなど複数の要因が関係していることがあります。痛む場所だけで原因を決めつけず、痛み方や一緒に現れる症状を確認することが大切なんです。

片頭痛によるズキズキとした痛み

片方のこめかみがズキズキ、ドクンドクンと脈打つように痛む場合は、片頭痛の可能性が考えられます。片頭痛では動いたときに痛みが強くなったり、吐き気を感じたり、光や音がいつもより気になったりすることがあります。ただし、片頭痛だから必ず片側だけが痛むわけではなく、両側に痛みが出るケースもあると言われています。

目の奥まで強く痛む群発頭痛

こめかみから目の奥にかけて、片方だけに非常に強い痛みが出る場合には群発頭痛も考えられます。同じ側の目から涙が出る、鼻水や鼻づまりが起こる、目が充血するといった症状を伴うことが特徴の一つです。一定期間、ほぼ同じ時間帯に繰り返す場合もあります。強い痛みが続くときは我慢せず、脳神経内科や頭痛を専門に扱う医療機関への来院を検討してください。

首や肩のこりと関係する緊張型頭痛

デスクワークやスマホ操作が長く続くと、首や肩まわりの筋肉に負担がかかります。その影響で頭を締め付けられるような痛みが起こるのが緊張型頭痛です。一般的には両側に出ることが多いものの、筋肉の緊張の偏りによって片側のこめかみ周辺が特に気になる場合もあります。

電気が走るように痛む三叉神経痛

顔の片側に「ビリッ」「ズキッ」と電気が走るような鋭い痛みが短時間起こる場合は、三叉神経が関係している可能性もあります。洗顔や会話、食事などをきっかけに痛みが起こることもあるため、一般的な頭痛とは痛み方が異なることがあります。

食いしばり・歯ぎしりによる側頭筋への負担

食いしばりや歯ぎしりも、こめかみが痛くなる原因の一つです。こめかみ付近には、噛むときに使う側頭筋があります。仕事中に無意識に歯を食いしばっている人や、朝起きたときにあごが疲れている人は注意したいですね。片側だけで噛む癖がある場合、その側に負担が偏ることも考えられます。

痛み方からわかる「片方のこめかみが痛い」ときの見分け方

こめかみが片方だけ痛い場合、「右だからこの病気」「左だからこの病気」と位置だけで判断することは難しいと言われています。それよりも重要なのが、どのように痛むのか、一緒にどんな症状が出ているのかという点です。自分の症状を整理してみましょう。

ズキズキ・脈打つように痛む

心臓の鼓動に合わせるようにズキズキする場合、片頭痛でみられることのある痛み方です。階段の上り下りや歩行など日常的な動作で痛みが強くなったり、静かな場所で横になりたくなったりする人もいます。睡眠不足や疲労、ストレスなどをきっかけとして症状が出るケースもあるようです。

目の奥が痛く涙や鼻水が出る

片側のこめかみから目の奥に強い痛みがあり、同じ側から涙や鼻水が出る場合には、群発頭痛なども考えられます。「じっとしていられないほど痛い」と表現されることもあり、一般的な肩こり由来の頭痛とは特徴が異なります。繰り返す場合には医療機関で相談することをおすすめします。

押す・噛むとこめかみが痛い

こめかみ周辺を押したときや、硬いものを噛んだときに痛みが増すのであれば、側頭筋やあご周辺への負担が関係していることがあります。食いしばりや歯ぎしり、片側だけで食べる癖などを振り返ってみるのも一つの方法ですね。

吐き気や光・音への敏感さを伴う

こめかみの痛みに加えて吐き気がある、普段は気にならない照明がまぶしく感じる、生活音がつらいといった場合は片頭痛でみられる特徴と重なります。無理に仕事や家事を続けることで負担が増えることもあるため、可能であれば刺激の少ない場所で休みましょう。

右・左どちらが痛いかだけでは原因を判断できない

「右のこめかみだから危険」「左なら問題ない」という明確な区別はありません。大切なのは左右ではなく、突然始まったのか、これまでにも経験しているのか、痛みの強さが変化しているか、しびれや視覚の異常などがないかという点です。いつもと違う症状を感じた場合には、自己判断だけで済ませず医療機関に相談してください。

こめかみが片方だけ痛いときに注意したい症状

こめかみの片方が痛いケースの多くが重い病気を意味するわけではありません。しかし、頭痛の中には早い対応が必要となるものもあります。そのため「普段の頭痛と何か違う」と感じたときには注意が必要です。特に突然の強い痛みや神経症状を伴う場合には、セルフケアより医療機関への相談を優先しましょう。

突然経験したことのない強い頭痛が出た

今まで経験したことがないほど激しい頭痛が突然起こった場合は注意が必要です。「急に頭を殴られたような痛み」「数秒から数分で一気に強くなった痛み」などは、くも膜下出血をはじめとした緊急性の高い疾患でもみられることがあります。このような場合は自宅で様子を見続けず、救急車を呼ぶことも含めて速やかな対応を検討してください。

手足のしびれ・言葉のもつれ・意識の異常がある

こめかみの痛みと同時に、片方の手足が動かしづらい、顔の片側が動かしにくい、言葉がうまく出てこない、話が理解しづらいなどの症状がある場合も要注意です。意識がぼんやりする場合を含め、脳血管に関わる病気の可能性も否定できません。時間を置いて改善するか確認するのではなく、すぐに医療機関へ相談しましょう。

目の充血・視力低下など目の症状を伴う

こめかみの痛みに加えて、急に見えにくくなった、視野がおかしい、目が強く充血しているといった症状がある場合は、目そのものに原因があるケースも考えられます。また、50歳以上でこめかみ周辺の強い痛みや頭皮の違和感、噛んだときのあごの痛み、視覚の異常などがある場合には、血管の炎症が関係する疾患もあります。気になる症状があれば早めに医療機関へ来院してください。

発熱や嘔吐を伴い痛みが強くなっている

高い熱が出ている、何度も吐いてしまう、時間が経つほど頭痛が悪化している場合も注意したいサインです。特に首を動かしにくい、意識状態がおかしいといった症状まで伴う場合には、早急な確認が必要になることがあります。

痛みが長く続く・繰り返す場合も医療機関へ

緊急性を感じる症状がなくても、同じ場所が何度も痛む、以前より頭痛の回数が増えている、市販薬を飲む頻度が増えている場合には一度相談しておくと安心です。「いつものことだから」と放置せず、症状の変化を確認することが大切ですね。

こめかみの片方が痛いときに自宅でできる対処法

危険な症状がなく、以前にも経験したことがある軽度の頭痛であれば、生活環境を整えることで痛みが和らぐことも期待できます。ただし、頭痛の原因によって適した対処方法は異なります。「頭痛ならとりあえず揉めばいい」というわけではない点には注意してください。

静かな環境で体を休める

ズキズキする痛みに加えて光や音が気になる場合には、照明を落とした静かな部屋で休むことで負担を減らせる可能性があります。仕事中であれば、数分でもパソコンの画面から目を離し、刺激の少ない環境をつくってみましょう。「忙しいから」と無理を続けてしまう人ほど、意識的に休息を取ることが大切です。

スマホやパソコンから一度離れる

スマホやパソコンを長時間使用すると、画面を見る姿勢によって首や肩への負担が増えることがあります。また、目の疲れを感じる人も少なくありません。30分から1時間に一度は画面から視線を外すなど、長時間同じ姿勢を続けない工夫がおすすめです。

睡眠・水分・食生活を見直す

睡眠不足だけでなく、休日に寝過ぎるなど生活リズムが大きく変わったときに頭痛を感じる人もいます。水分不足や食事を抜いたことがきっかけになるケースもあるため、「頭痛が起きた日の生活」を振り返ってみると原因のヒントが見つかるかもしれません。

首や肩に負担をかけない姿勢を意識する

デスクワーク中に頭が前へ出ている姿勢が続くと、首や肩周辺の筋肉へ負担がかかりやすくなります。パソコンのモニター位置や椅子の高さを調整し、必要以上にうつむき続けない環境を整えましょう。痛みのない範囲で肩を動かしたり、姿勢を変えたりすることも負担軽減につながる可能性があります。

原因がわからない強い痛みを無理にマッサージしない

こめかみが痛いと、つい強く押したり揉んだりしたくなりますよね。しかし、原因がわからない強い頭痛に対して自己判断で強い刺激を加えることはおすすめできません。突然の激痛や普段と異なる症状がある場合には、マッサージやストレッチよりも医療機関への相談を優先してください。

こめかみが片方だけ痛いときは何科?来院の目安と予防法

こめかみの片側だけが痛むとき、「何科に行けばいいの?」と迷う人も多いですよね。頭痛が中心で原因がはっきりしない場合には、脳神経内科や脳神経外科、頭痛を専門に扱う医療機関が相談先の候補になります。一方で、症状によっては歯科や眼科、耳鼻咽喉科などが適しているケースもあります。

強い頭痛・繰り返す頭痛は脳神経内科や脳神経外科へ

こめかみの痛みが何度も繰り返す、以前より強くなった、頭痛の頻度が増えている場合は脳神経内科などで相談してみましょう。突然の激しい頭痛や、手足のしびれ、言葉のもつれなどを伴う場合には、通常の予約を待たず救急対応が必要になることもあります。

歯や顎・目・鼻の症状がある場合の相談先

噛むとあごが痛む、朝起きるとあごが疲れている場合には歯科や口腔外科、目の痛みや急な見えづらさがある場合には眼科が候補です。また、鼻づまりや頬の痛み、発熱などを伴う場合には副鼻腔炎などが関係することもあるため、耳鼻咽喉科への相談が考えられます。

痛みが出た日時や症状を記録しておく

頭痛が繰り返す人は、「いつ・どちら側が・どのくらい・何時間痛かったのか」を記録しておくと役立ちます。睡眠時間や食事、月経、天候、仕事の忙しさ、吐き気の有無なども一緒に残しておくと、頭痛が起きるパターンを把握しやすくなります。スマホのメモでも十分ですね。

睡眠・ストレス・首肩への負担を見直す

頭痛を完全に防ぐことは難しいものの、睡眠時間をなるべく一定にする、長時間同じ姿勢を避ける、適度に休息を取るといった生活習慣の見直しは予防につながることが期待できます。自分が頭痛を感じやすい状況を知っておくこともポイントです。

気になる症状を放置せず早めに相談する

「片方のこめかみが痛い」という症状だけでは、原因を一つに絞ることはできません。軽い頭痛だと思っていても、今までとは違う痛み方だったり、徐々に悪化したりすることもあります。症状が続く、繰り返す、日常生活に影響している場合には、無理に我慢せず医療機関へ来院してください。特に突然の激しい頭痛や神経症状を伴う場合は、早急な対応が大切です。

引用元:【⭐︎参考記事】https://www.krm0730.net/blog/3125/

引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_01.html

引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/202410_006.html

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監修者情報
監修者情報

からだ接骨院グループ 代表

粟田 裕太朗あわた ゆうたろう

株式会社Rieden代表。
学生時代の陸上でのケガをきっかけに、整骨院の親身なサポートに感銘を受け治療家の道へ。痛みの解消はもちろん、「痛みの出ない身体づくり」を追求し、根本原因である姿勢に着目した独自の矯正法を考案。

24歳で開業後、14年で25店舗を展開。「日本を整する」という理念を掲げ、一人でも多くの方に健康的な幸せを届けるため、全国で事業を展開している。

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